Fラン大卒生、国家総合職一次合格
まずは私の経歴について説明したいと思います。
Fランク大学在学中、就職活動になかなか身が入らず、大学院進学を考え始めます。
それまた難関大学院を志望し、見事に惨敗。
その後院進学を諦めましたが、せっかく勉強したことを活かそうと心理系公務員を目指します。
就職浪人一年目は筆記試験で公務員試験全敗です。
- 国家総合職 人間科学
- 国家専門職 法務省専門職員 矯正心理
- 家庭裁判所調査官補
こちらの試験に全敗しました。
一年後の試験は全合格!!
その後半年ほど追加で勉強し、以下試験の一次試験を見事突破しました。
- 国家総合職 人間科学
- 国家専門職 法務省専門職員 矯正心理
- 某地方県警 科捜研職員試験
合格のポイントとして、
- 前年度にどのような試験かを把握していたこと
- 過去問演習に取り組み、分析したこと
- 択一に力を入れたこと
- 一般知識において問題文を軽く目を通してから解いたこと
等が挙げられます。順に説明していきます。
1⃣ 前年度にどのような試験かを把握していたこと
公務員試験というのは、無駄に試験時間が長い。
本当に長い。
そのため、できる限り朝からカフェインを摂取しないだとか、3時間の集中力を保たせる大変さだとか、周りの雰囲気、服装など、これらを把握して試験に臨めるかどうかで大きく変わってくると思います。
現在大学生、就職は公務員と決めている人なら特に、いきなり本番にならないように大学三年生の時に一度試験を受けておくことをお勧めします。
特に総合職の場合、合格まで出してもらえますからね。
2⃣ 過去問演習に取り組み、分析したこと
私はある程度問題集を解き終え、傾向などが理解できたら、
試験直近の一か月は過去問ばかりやっていました。
特に一般教養。
数的処理や文章理解は、一問一問時間を測り、問題解き終わったと共に、時間をメモします。
そして、過去問一年分すべてを解き終えた後、点数と共に時間も集計します。
例〉文章理解 現代文→○○分 (内容把握○○分、空欄補充○○分、並び替え○○分)
英文→ ○○分 (内容把握 選択肢日本語○○分、選択肢英語○○分、
空欄補充○○分、並び替え○○分)
このような感じです。
長時間かかる割に得点率が低いものは思い切って切ります。
私の場合は、地頭が良い方ではないので、時間かけても無理なものは無理でした。
そのため、得意なところを確実に取る、という戦法に変えました。
過去問を7年ほど解き、細かく直しをすると、ある程度傾向が見え、自分の得意不得意が見えてきます。
ちなみに点数は高くありませんが、
国家総合職一般教養の試験点数は、一年で 14点→28点 まで上がりました。
私のようにあまり賢くない人は、問題の良い取捨選択が合格につながると思います。
3⃣ 択一に力を入れたこと
これは主に専門科目においてです。
択一は正直、記述よりも難しいと思います。
ですが、択一にも傾向があります。
聞いたことの無いようなマイナーすぎる用語が並べば、
唯一聞いたことのある言葉が入っている選択肢が正解であることが多いです。
また、有名な用語の中に無名の選択肢が混ざっているとその選択肢が正解であることが多いなど、
様々な傾向があります。
そして択一の勉強をすると、徐々に記述でも応用できるだけの知識がついてきます。
もちろん文章を書く練習も必要ですが。
択一を重点的に勉強することをお勧めします。
4⃣ 一般知識において問題文を軽く目を通してから解いたこと
私が一年目に14点、二年目で28点になった一番の要素はココです。
一年目は一般知識、特に社会科学や自然科学など、高校でも苦手科目、大学受験でも勉強せず生きてきたので、分かるわけないと、問題文を読まずに飛ばしてきました。
しかし、二年目、ある程度の時事問題の勉強をし、試験では問題文をサラッと流し見、自分の今までの日常生活で培った持てる知識を振り絞った結果は、問題文を読まずに解く場合とは5点の差がつきました。
要するに、一般常識で庇いきれる内容の問題が数割潜っているということです。
目を通すことの必要性が分かります。
以上が大まかな勉強ポイントです。
次回からは各試験ごとの私が気が付いた傾向や対策について話したいと思います。