凶器注目効果
Loftus, E.F. (1987)
weapon focus effect
今回は凶器注目効果についてです。たまに試験では択一や、ごくまれに記述でも出ますね。早速見ていきます。
これはロフタスによって提唱されました。凶器効果とも呼ばれています。
目撃者が、武器を持った犯人を何らかの状況で目撃した場合、目撃者はその犯人の顔よりも凶器に注目し、顔の容貌に関する知覚や記憶が成立しにくくなることです。
この説を提唱するための研究は行われていますが、そこまで重要ではないので、サラッと紹介します。
<研究>
・ファストフード店で、レジに凶器を向けているスライドと、小切手を差し出す客のスライドを呈示します。
→その時の眼球運動を測定します。
⇒このような小さな研究がいくつもされており、約19つの個別研究のメタ分析による結果からも、この効果はバイアスではないことが示されています。
また、追加で記載することがあったらまた追記します。今回はこれで終わります。お疲れ様でした。