肌理の勾配

心理学,生理心理学,知覚心理学,認知心理学

Gibson

今回は”肌理の勾配”(きめのこうばい)についてご紹介します。

ギブソンによって提唱されました。この人物は有名なので、覚えておきましょう。

肌理の勾配とは、私空間の現象的特性を規定する働きをします。つまり、実際の空間内の種々の表面上の点が網膜上に序列のある刺激パタン(肌理)を形成する、とし、その変化率を指す二次元的な刺激の中に、三次元としての情報が肌理の勾配として含まれているのです。難しすぎて意味が分からないと思います。筆者もあまり割っていませんが、画像と一緒にご説明します。

平面上の肌理に一定の勾配を与えると、観察者には全面が広がる3次元空間があるように知覚されます

肌理の勾配

このように、急な変化や不連続な二次元のものは、段差があるように見えたりもします。

これをきめの勾配と言います。

きめの勾配については、ギブソンとこの画像を何となく理解できていればいいのではないでしょうか。

それでは今回は早いですがこの辺で。お疲れ様でした。