共同学習
今回は、共同学習についてです。学習方法における指導様式の一つで、教育心理学、学習心理学などで問われることがあります。それではさっそく説明していきたいと思います。
共同学習とは、二人以上の児童・生徒が、一つの集団(グループ)を作ってともに学習するような形態の指導様式のことを言います。
二つの教育目標
- メンバーの学習の生産性向上
- 共同活動を通して、児童・生徒の中に社会性・協調性・共感能力などを養おうとする。
この共同学習のうちの代表的な学習方法をご紹介します。
ジグソー学習
Aronson, E.
では、さっそく画像をご覧ください。
それぞれが一部の情報を教え合い、一つのまとまった内容が出来上がるような仕組みになっています。
⇒相互依存関係があり、ここでは各自グループ構成員に依存しあいながら答えを導き出します。
共同学習における問題点についても紹介しておきます。
- 社会的手抜きが起こりやすい
- 参加する学習者の質が、グループの生産性に影響する
この二つです。特に一つ目『社会的手抜き』に関しては、個別で記事を作成しますので参考にされて下さい。
ここで簡単にそれぞれについて説明をすると、一つ目に関しては、グループ行動につきものではある社会的手抜きです。自分個人の成績が反映されるわけではないので、知らないうちに手を抜いてしまったり、本来持つ能力を出し切れなかったりします。また、二つ目ですが、構成員が全員役目を果たすだけの能力を有している必要性があります。
いかがでしょうか。以上で共同学習については終わりです。お疲れ様でした。