ケース・フォーミュレーション
今回は臨床心理学の分野の用語、ケースフォーミュレーションについてです。
これは、クライエントの心理的・行動的・対人的問題について、臨床心理学的アセスメントで得られた情報を基に、問題の発生機序と維持要因や効果的介入について仮説を立てることです。
従来の臨床心理学的アセスメントとほぼ同義ですが、仮説生成としてのプロセスを強調するために、近年よく使われるようになってきた用語です。
臨床心理学的アセスメントの全体の流れについて紹介します。
1.問題の明確化
2.仮説探索
3.仮説生成
4.介入
5.評価
アセスメントを行う、というとこのすべての流れを指します。ケースフォーミュレーションとは、特にその中でも2と3を強調した言い方、ということです。
以上でケースフォーミュレーションについては終わりです。簡単ですが、実際の臨床現場では当たり前に使われる用語ですので、覚えておきましょう。お疲れ様でした。