国家総合職人間科学
今回は、国家総合職人間科学区分の試験勉強について話していこうと思います。
国家総合職とは、ご存知かと思いますが、国家公務員の中で最難関と言われ、
高学歴の人たちからさらに優れた者たちを選出する試験です。
一般的にドラマなどでキャリアと呼ばれている人たちがこの試験の合格者です。
ということで、
東京大学や京都大学の人たちと戦っていくことになるわけです。
私はFランク大学(実際には偏差値50前半の学部)の出身ですので、
もちろんただの対策では太刀打ちできません。
そこで、私が勉強した方法を紹介します。
1⃣簡易的な参考書を一読
2⃣通信予備校に入る
3⃣過去問の分析
おおまかにはこの流れです。
1⃣簡易的な参考書を一読
ここではまず、自分の学力がどの程度のものなのかを把握するために、
ネットでおすすめされていた参考書を購入し一読しました。
それが 臨床心理士・公認心理師指定大学院 シリーズです。
こちらはとても有名で、メルカリやその他フリマアプリでも多く出品されています。
心理学編、心理英語編、心理統計編、院試実践編 等がありますが、
まずは心理学編を一読してみてください。
私はこの内容さえよく理解できなかったため、予備校に入る前に、ド基礎であるこの参考書の内容を完璧に覚えました。
それにかかった期間は約1ヶ月。本気でやれば結構すぐにマスターできると思います。
とても優しい言葉で書かれているので頭に入ってきやすいと思います。
この参考書のレベルとしてはド基礎。
この参考書をマスターしたからといって、国家総合職の試験問題はほぼ解けません。
そこで次に予備校に入りました。
2⃣通信予備校に入る
予備校は、国家総合職レベルに対応している予備校、特に心理学系の予備校が非常に少なく、
ほぼほぼ選択肢はありませんでした。
そこで、通信で授業を見れる、担任制で分からないところは気軽にメールで聞くことができる、通信予備校クレアールという予備校を申し込むことにしました。
ここでは特待生制度というものがあり、本来の受講料(一括払い)よりも少し値段を下げてくれる制度があります。これを利用することで、少し安く入学できる可能性があるので、是非活用してみてください。
また、この予備校のいいところは、受講生に合わせたカリキュラムが設定されています。
3ヶ月コースや6か月コース、2年コースや、本命の年に落ちてしまった場合の1年保証プランがあります。
ちなみに私は6ヶ月コース1年保証付きプランでした。
案の定一年目はぼろぼろに惨敗し、保証を付けていてよかったと思いました。
ここで本格的な勉強を開始します。
心理学は基本的に講義をみる。2回通しでみました。
あとは付属の過去問題集で問題慣れします。
私はこれと一緒にスーパー過去問という公務員教材の有名な参考書を同時に使用しましたが、正直、簡単すぎました。国家総合職などの専門職性の高い試験を受けるなら、スーパー過去問だけでは不十分に感じます。
一般教養に関しては、数的推理を主に勉強します。
問題集を二周、かつ間違えた問題に付箋を貼って、連続して正解するまで一日一回ずつ解きまくります。
他の知識に関しては私はほぼ間に合わなかったのでノータッチです。
3⃣過去問の分析
この工程が一番重要だと思います。
特にFラン大学や、最難関公立より劣る大学を卒業する方は特にです。
試験の一か月前から過去問としっかりしたテスト直しを繰り返します。
この方法は、前回の記事に詳し目に記入していますので、そちらを参照してください。
この工程で自分の得意不得意をしっかりと認識し、得意を極め、不得意を切り捨てていくことで、思いのほか高得点をとることができます。
以上で国家総合職の勉強方法は終了です。
次回は国家専門職 法務省専門職員 矯正心理の勉強法について話していきたいと思います。