高原現象

学習心理学結果の知識

Plateau(プラトー)

これは学習課題を練習している際に見られる、一時的な進歩の停滞期間を指します。学習曲線で見ると、この曲線の形が高原上になっていることからこう呼ばれいるようです。日常の例で例えると、スポーツをしてきたことのある人はわかりやすいかもしれません。最初は教わったことを吸収してグンと成長しますが、ある一定の成長期を経ると、上達が目で見てはわかりにくくなってきます。この時期が進歩の停滞期間に当たります。受験期の学生なんかも、もしかしたら勉強を開始してすぐは点数に顕著に現れたり、偏差値がグンと上がるかもしれません。それが一定期間を経ると、伸び率が落ち着いたりしますよね。その期間のことを指します。

こうなる原因として、以下の可能性が挙げられています。

Contents

原因

・課題に対する動機づけ、モチベーションの低下

・進歩を妨害する負の習慣の形成

・適切な学習方法の獲得失敗

・慣れや疲労による一時的な意欲低下

ここで注意したい点は、高原現象とは、学習者の能力の限界を指すものではない、というところです。『結果の知識』を与えたから伸びるものでもありません。この用語は上記の点を押さえておきましょう。選択問題の引っかけの選択肢として登場することがあります。『結果の知識』がわからない人は、参照して、わかるようにしておきましょう。

 今回はこれで終了です。お疲れさまでした。