後件肯定の誤謬

心理学

今回は後件肯定の誤謬についてです。まずは表をご覧ください

心理学の実験において、とても大切な考えとなっています。数学や公務員試験でも時々出る考え方ですね。特に説明することはないと思いますが、大事なポイントを1点追記しておきます。

 一般に後件肯定と前件否定は、しばしば妥当であると誤って判断されることがあります。例えば、雨ならば遠足は中止。という命題があった場合、遠足の中止は雨だから。ととらえられてしまうということになります。一見正解に感じるかもしれませんが、遠足はすべての事象のうち雨だった場合でしか中止にならないとは言えませんよね。ですので、これは誤りとなります。これを後件肯定の誤謬といいます。間違いやすいため、覚えておくことがいいでしょう。選択肢の問題で出されることが多々あります。

 今回はこれで終了です。理屈さえ分かっていれば取れる問題ですので、しっかり確認しておきましょう。お疲れさまでした。

心理学

Posted by むむ